RC Rock Crawlers – Switch! –

RCロッククローリング、クローラー情報

■(1)FUTABA 6EX-2.4GHzのミキシング設定方法「前後独立駆動」

※ご注意

この記事には誤りがあります。近日修正して差し替えます。ご迷惑をおかけしました。

ミキシングしただけではSLVに設定したレバーは無効にはならず、無効にしたいチャンネルをD/Rで「0%」に設定する必要があります。

 

従来のホイールプロポではなかなか難しかったミキシング、今回導入したFUTABA 6EX-2.4GHzでクローラーらしい設定を施してみたいと思います。

ミキシングの設定はアイディア次第でいろんなバリエーションを組むことができます。一般的には4WSの切り替え(逆位相・同位相・フロントステア独立・リヤステア独立)の設定をやりたいというニーズが多いと思いますが、僕の場合は2.2クラスのレギュレーションの中で設定していきたいので、MOA(モーター・オン・アクスル、2モーター車の意味)らしい『前後独立駆動・リヤディグ・フロントディグ』の切り替えを施しました。今回はその例をとって、多チャンネルのスティックプロポのミキシングとはどのようなことができるのかをお伝えしたいと思います。

 

前提:クローラーキングは2モーター車です。そして前後のモーターそれぞれに専用のアンプを積んでいます。今回ご説明する設定は同様に2モーター車でかつ2アンプ積んでいる場合にのみ可能です。

 

デフォルトのレバー-チャンネルの割り当て

6EXの飛行機モードでのレバー割り当て

6EXの飛行機モードでのレバー割り当て

 

まずは6EXのスティックやスイッチのチャンネル割り当てがどうなっているのかから確認します。

 

これは飛行機のプリセットで[STCK]スティックモード1という、買ってきてそのままの状態のスティック・スイッチの割り当てです。

スティックモードは1~4までの種類があらかじめ用意されていて、これを切り替えることでどのレバーがどのチャンネルなのかが変わります。ただし、任意に「このレバーをCH4にしたい」ということはできません。あくまでも4種類のプリセットから選ぶことになります。

このチャンネル配置に合わせて、受信機にアンプやサーボをつなぎます。

 

 

僕の場合は

・CH1(右レバーの左右の動き)=フロントのステアリングサーボ

・CH2(左レバーの上下の動き)=フロント用アンプ

・CH4(左レバーの左右の動き)=リヤ用アンプ

を挿しました。

このまま普通のカーRCのスティックプロポのように操作するとフロントタイヤだけが回り、リヤタイヤは回りません。ステアリング操作は同じです。四輪駆動にするためには左のレバーを「右斜め上」に倒す必要があります。

 

これでも走れますし、左レバーを縦にだけ動かせば後輪が動きませんから、いわゆる「リヤディグ」の状態になります。逆に左レバーを横にだけ動かせば前輪が動かず後輪だけ回り、いわゆる「フロントディグ」というシャフト車には実現が難しかったMOAらしい動きができます。

でも、普段から常に左レバーを斜めに動かして走らせるのは面倒ですし、ミスも起こしそうです。

 

そこで「ミキシング」です。

フロント用アンプとリヤ用アンプを同時に「左レバーの縦の動き」に集めてしまうことにします。つまりCH2とCH4をミックスするわけです。

その時、「左レバーの縦の動き(=主はCH2)」に合わせてリヤ用アンプ(=従はCH4)を動かす、という主従関係になります。ミキシングではこの「主従の関係」を決めて設定します。

 

 

それでは、実際の設定方法を見てみましょう。6EXの設定方法なので他のプロポは操作が違いますが、考え方は同じだと思います。6EXをお持ちの方はマニュアルのP.42を見ながらお読みください。

マスター(主)チャンネルの設定

マスター(主)をCH2に設定

マスター(主)をCH2に設定

 

まず、プロポの電源を入れて通常画面の状態で「Mode」ボタンと「Select」ボタンを同時に1秒間押して設定画面を呼び出します。そこから「Mode」ボタンを数度押して「PMIX 1」という画面を表示させます。

そこから液晶の右側の上下レバー(以下「上下レバー」)を「+」側の0.5秒間押すと「ON」が点滅表示します。

次に、「Select」ボタンを押すと「MAS」と表示されます。これが主従関係の「主」にあたるチャンネルを決める画面です。「上下レバー」を操作して、主にしたいチャンネルを選びます。

ここではCH2(左レバーの縦の動き)を主にします。決まったら「Select」ボタンを押します。

 

 

スレーブ(従)チャンネルの設定

スレーブ(従)チャンネルの設定

スレーブ(従)をCH4に設定

 

次に、マスター(主)に連動させるスレーブ(従)チャンネルを決めます。

マスター(主)の設定の最後で「Select」を押すと、画面は「SLV」(スレーブ)になっています。

ここで、「上下レバー」を操作して、連動させたいチャンネルを選びます。ここではCH4(後輪用アンプ)を選択します。

決まったら「Select」ボタンを押します。

 

 

 

 

 

 

ミキシング量の設定

主チャンネルに従チャンネルを100%混ぜる

主チャンネルに従チャンネルを100%混ぜる

 

ここが初めのうちは理解しづらいところかもしれません。マスター(主)チャンネルに対して、スレーブ(従)チャンネルを「どのくらい混ぜるか」の設定です。

フロントタイヤ(CH2)を主、リヤタイヤ(CH4)を従としましたので、ここで「100%」とすればフロントタイヤとリヤタイヤは同じだけ回ります。

もし「50%」とすれば、リヤタイヤはフロントの半分しか回らなくなります。

今回は前後同じだけ回る「100%」とします。が、「+100%」だと後輪の回転方向が逆だったので「-100%」としました。そうすればちゃんと回転方向が合います。

決まったら「Select」ボタンを押します。

 

 

 

ミキシングをON/OFF切り替えをするスイッチの設定

ミキシングのON/OFFをCH5のレバーに設定

ミキシングのON/OFFをCH5のレバーに設定

 

ここが面白いところです。プログラムミキシングでは、ミキシングする/しないをスイッチで切り替えることができます。

これにより、ミキシングONの混ぜっぱなしだけではなく、ミキシングOFFの前後独立駆動も必要に応じて切り替えることができます。

ここでは左レバーの上にあるスイッチ、CH5でON/OFFの切り替えをすることにします。「上下レバー」でCH5を表示させます。この時、レバーを上に倒した時にONなのか、下に倒した時にONなのかも決められます。小さく「▲」と書いてあるのが、上に倒した時にON(混ぜる)という意味です。

CH5のレバー以外に、「常時ON」「DRスイッチ」「CH6スイッチ」も選択できます。

 

 

最後に「Mode」と「Select」ボタンを同時に1秒間押して、今までの設定を登録します。

以上で設定は終了です。

 

この設定でどのような動きになるかというと、

ミキシング「ON」

ミキシング「ON」

ミキシング「ON」

 

・CH5スイッチを「↑」に倒してミキシングがONになります。

・ミキシングONでは、いわゆる普通の前進・後退の操作になります。楽チンです。

 

 

 

 

 

左レバー「上」

左レバー「上」

 

前進

左レバーを上に倒すと、フロントタイヤ100%・リヤタイヤ100%で同時に前進方向に回転します。

 

 

 

 

 

左レバー「下」

左レバー「下」

 

後退

左レバーを下に倒すと、フロントタイヤ-100%・リヤタイヤ-100%で同時に後退方向に回転します。

 

 

 

 

 

左レバー「右」

左レバー「右」

 

無反応

左レバーを左右に動かしても無反応です。

斜めに入れても、縦の動きのみで前進か後退かになります。つまり、スレーブ(従)である左レバーの左右の動きはミキシング時は無効になります。

 

 

 

 

ミキシングOFF

 

CH5スイッチ「下」ミキシングOFF

ミキシングOFF

 

・CH5スイッチを「下」に倒してミキシングがOFFになります。

・ミキシングOFFでは、前後独立駆動になります。

 

 

 

 

 

 

左レバー「上」

左レバー「上」

 

フロントタイヤのみ前進、リヤタイヤは動かない

=リヤディグの挙動

ミキシングOFFでは左レバーを上に倒すと、フロントのみ前進方向に回転します。つまりリヤディグです。

 

 

 

左レバー「下」

左レバー「下」

 

 

 

 

 

フロントタイヤのみ後退、リヤタイヤは動かない

=リヤディグでバック

ミキシングOFFでは左レバーを下に倒すと、フロントのみ後退方向に回転します。これもリヤディグです。

 

 

 

左レバー「右」

左レバー「右」

 

 

 

 

 

リヤタイヤのみ前進、フロントタイヤは動かない

=フロントディグの挙動

ミキシングOFFでは左レバーを右に倒すと、リヤのみ前進方向に回転します。いわゆるフロントディグです。右が前進です。

 

 

左レバー「左」

左レバー「左」

 

リヤタイヤのみ後退、フロントタイヤは動かない

=フロントディグの挙動

ミキシングOFFでは左レバーを左に倒すと、リヤのみ後退方向に回転します。これもフロントディグです。左が後退です。

 

 

左レバー「右上」

左レバー「右上」

 

 

 

 

 

フロント・リヤともに前進

=前後独立駆動時の「前進」

ミキシングOFFで左レバーを右上に倒すと、前後とも前進します。上を多めにすればフロントが多く回り壁でバク転しにくくなり、下り坂の前転もしにくくなります。

 

 

左レバー「左下」

左レバー「左下」

 

フロント・リヤともに後退

=前後独立駆動時の「後退」

ミキシングOFFで左レバーを左下に倒すと、前後とも前進します。これも上下と左右のバランスでフロント・リヤの回転量をコントロールできます。

 

 

 

左レバー「左上」

左レバー「左上」

 

 

 

 

 

フロントは前進・リヤは後退

ミキシングOFFで左レバーを左上に倒すと、フロントは前進、リヤは後退と、車体をひっぱる動きになります。普通は使わないはずですが、リグによっては車高を下げる動きにつなげられる場合もあると思います。

 

 

 

左レバー「右下」

左レバー「右下」

 

フロントは後退・リヤは前進

ミキシングOFFで左レバーを右下に倒すと、フロントは後退、リヤは前進と、車体を縮める動きになります。こちらも普通は使わないはずですが、リグによっては車高を上げる動きにつなげられる場合もあると思います。

 

 

 

長くなりましたが、これがミキシングの基本的な設定です。僕は左側のレバーにスロットル操作を全部任せる設定にしましたが、左レバーにフロント、右レバーにリヤを任せるようにすれば、両手で走らせる「戦車モード」にもできます。

その時は今回の説明の「CH4」を「CH3」と読み替えればOKです。

ただその際、右側レバーの縦の動きは左と違ってニュートラルに戻るバネが入っていませんので、手を離すとそこで止まってしまいます。また6EXの飛行機用は「カリカリ」とノッチ音が付いていますので、普通と操作感がかなり違うことに注意が必要です。(この「カリカリ」は分解してバネを緩めれば薄まるそうです。またニュートラルのバネはフタバに頼めば有償で入れてもらえるそうです。)

 

これに加えて、「デュアルレート」という設定が6EXでは可能です。(たぶんその他の多チャンネルスティックプロポでもできるはずです。)

これは、右上のDRスイッチを使ってON/OFFを切り替えるのですが、例えば

DRスイッチOFF:フロント100%・リヤ100%のパワープレイモード

DRスイッチON:フロント100%・リヤ50%のステアケース登りバク転防止モード(下り坂前転防止モード)

と切り替えることもできます。ON/OFF両方とも数値は自由に変えられますし、どのチャンネルを切り替えるかも自由に設定できます。

DRと連動して、ニュートラルからの動き始めの敏感度を変更する「EXPO」という設定もできます。(6EXの場合、DRとEXPOは必ず連動しますので、DRのみ、DR+EXPO、DRオフというような分類はできません。)

 

FUTABAのFF7という6EXの上位機種になると、プログラムミキシングできる数も増えます(6EXの2系統※→FF7の3系統)。デュアルレートの設定も複数持てるようです。

※6EXのプログラムミキシングの数は、フタバの公式サイトのPDFでは1系統となっていますが、6EXのマニュアルと実機操作して確認した結果、2系統設定できることがわかっています。

 

デュアルレートの設定値を複数持てれば

DRスイッチ1:フロント100%・リヤ100%のパワープレイモード

DRスイッチ2:フロント100%・リヤ50%のステアケース登りバク転防止モード(下り坂前転防止モード)

DRスイッチ3:フロント70%・リヤ50%+EXPO(動き始めの敏感度設定)を-30%のダル設定の慎重操作モード

という切り替えも可能になります。

 

より高度な設定や、よりたくさんの設定を切り替えて走りたい場合はFF7の方がよいと思います。

6EX-2.4GHzは充分な高機能と2.4GHzの利便性を持っていつつ激安の15,750円、FF7-2.4GHzはより高機能で7チャンネルと1チャンネル増えて、こちらもリーズナブルな22,050円。差額は6,300円です。

いろんな設定ができれば走りの幅は広がるでしょうし設定を考えること自体が楽しそうですが、実際にそれを切り替えながら走れるかというと難しいかもしれません。6EXでもかなりのことができますので、充分楽しめますよ♪

2009年 4月 25日 - Posted by | すべて, Crawler King, Pro-po | , , , , , , , , , , , , , , , , ,

7件のコメント »

  1. 完璧!!
    超保存版ですね。
    ずっと探してました。こういう情報を公開して欲しかったんですよねー。感謝です。
    これで導入がすごく楽になります。

    コメント by 参参参 | 2009年 4月 25日 | 返信する

  2. 参参さん
    「完璧」の評価ありがとうございます♪
    ホント、こういう情報が僕も欲しかったんですよね。ミキシングという言葉は聴いたことがあったんですが、何をどこまで設定できるのかがわからなかったので、自分が欲しかった情報、というまとめ方にしてみました。

    実はこれに加えてDR設定もやってあるんですが、CH5 ON/OFFとDR ON/OFFの組み合わせで非常に複雑な設定になっています。

    今回は基本的な「ミキシングって何?」のアンサーとして記事をまとめました。おいおいDR設定やEXPO設定の方法も詳しく載せたいと思います。

    左レバーにスロットル操作を寄せたのは、右レバーの縦の「カリカリ」がいかにも「車高調整」に使えそうに感じたからでした。今は車高調整に使うシリンダーアクチュエーターで適当なものがないか物色中です。

    コメント by モリカワ | 2009年 4月 25日 | 返信する

  3. 完璧です!!僕が始めて設定した時は取説が理解できずに導入を後悔しそうになりましたがモリカワさんは一晩ですね。流石です。

    レバー割当は使用する方の好みがありますので一概に言えませんがSTICK2モードで3CHをF駆動、左レバー上下に割当すれば他のCHでDRとEXPOを使えるようになりますよ。

    コメント by gotochu | 2009年 4月 26日 | 返信する

  4. まさに教科書。
    しかしこればっかりはやってみないとですね。
    後はは購入あるのみ。

    車高調整にシリンダーアクチュエーターですか。
    新発想ですね。私はサーボで行きます。出来たらの話ですが。

    コメント by NUMBER5 | 2009年 4月 26日 | 返信する

  5. gotochuさん
    マニュアルだけだと難儀したかもしれないんですが、gotochuさんやくろまにさんの書き込みを読んで設定のイメージが先に沸いていたのが奏功したんだと思います。

    っていうか!このマニュアルが分かりづらいですよ。スティックモードの切り替えなんて「1から4までアリマース」だけで、何がどう変わるか書いてないんですもん。

    ちなみにスティックモード、レバーアサインが変わるだけなので、受信機のどこに挿すかを変えれば必要ない気がしています。念のため各スティックモードでのレバーアサインを調べてみます。イマイチまだメリットが分かっていません・・・

    コメント by モリカワ | 2009年 4月 27日 | 返信する

  6. NUMBER5さん
    ホント、この情報が先にネット上にあれば、最初から多チャンネルスティックを買ってました。メーカーのサイトもマニュアルも情報がないので、SWITCH!から多チャンネルスティックの情報をもっと広めて行きたいと思います。

    シリンダーアクチュエーター、たぶんRCロボット用で出てると思うんですよねー。これがあればカンチレバーを押したり引いたりして車高調整ができるはずです。が、いまだに見つかってません。ないのかなー

    コメント by モリカワ | 2009年 4月 27日 | 返信する

  7. https://rockcrawlers.wordpress.com/2009/08/24/20090824001/
    に差し替え記事をアップしました。
    左レバーでリヤ、右レバーでフロントを操作し、D/Rで無効化することもない設定ですが、こちらの方が圧倒的にオススメです。

    コメント by モリカワ | 2009年 8月 24日 | 返信する


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