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■(2)FUTABA 6EX-2.4GHzのミキシング設定方法「前後独立駆動」

お待たせしました!FUTABA 6EX-2.4GHzのコンペ用ミキシング設定方法をお伝えします。

「コンペ用」と銘打ってはいますが、通常走行でも普通に使えます。「コンペ用」な部分は後ほど詳しくお伝えしますが、「モデル切り替え」を使うという操作方法をすることを前提としているところが「コンペ用」で、通常走行では「モデル1(MODL1、名称は4文字以内で付けられます)」のままで走ればOKです。

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では、6EXの設定方法をお伝えします。

■0:前提条件

・2モーターのMOA(Motor On Axle)の車両で、前後独立した2基のアンプを積んでいる必要があります。

・2.2クラスのコンペ用の設定のため、4WSは考慮していません。

・リバース設定、トリム調整は完了している必要があります。
→後述しますが、ミキシングONの時に前後モーターの回り始めがずれる場合、トリム調整でかなり解決します。

・6EXを「飛行機モード(ACRO)」で使用します。
→FF7ではスロットルカーブの設定切り替えを使用するためにヘリモードを使用しましたが、6EXの場合はヘリモードでは「ch2-ch3」間をミキシングすることができないため、飛行機モードのプログラムミキシング(PMIX1)を使用します。

・FF7ではスロットルカーブで「パワープレイモード」「通常走行モード」「慎重走行モード」の3パターンを設定し、さらにエキスポネンシャル (EXPO、ニュートラル付近の鈍感さ)を利用してさらに「超慎重モード」を設定しますが、
6EXの場合はスロットルカーブが(ヘリモードにできず)設定できないため、EXPOを数種類作って切り替えることで代用します。

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■1:スティックモードを「STCK2」に変更

STCK2のアサイン

STCK2のアサイン

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6EXの今回の設定では「STCK2」モードにする必要があります。

「STCK2」は左図の通り、デフォルトの「STCK1」から左右レバーの縦の動きを入れ替えたものになります。

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STCK2を使用する理由は、

1. デュアルレート(D/R)・エキスポネンシャル(EXPO)をフロントアンプに設定したい
2. D/R・EXPOはCH3には設定できない
3. 右手でフロントアンプを操作したい

→右レバーの縦レバーをCH2にしつつ、CH2にフロントアンプをつなぐ必要があるためです。

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STCK2wo

STCK2を使用

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●スティックモードの切り替え方法:
ModeボタンとSelectボタンを押しっぱなしにしたまま電源を入れ、上下レバーで変更します。

そして、受信機には「CH2=フロントアンプ」「CH3=リヤアンプ」を接続します。

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■2:モデルの設定(MODL6←MODL1→MODL2を使用)

6EXの場合、ヘリモードだとCH2-CH3のミキシングができずに使用できないため、ヘリモード限定の「スロットルカーブ」の設定ができません。そこで、エキスポネンシャル(EXPO)の設定を数種類作って切り替えることで代用します。

モデル切り替えを使用

モデル切り替えを使用

1モデルあたりにDRスイッチの「↑」「↓」の2種類作れるのですが、これでは種類が足りないので、「MODL1←→MODL2」を切り替えて、

MODL1
・DR「↑」=パワープレイモード
・DR「↓」=通常走行モード

MODL2
・DR「↑」=慎重走行モード
・DR「↓」=超慎重走行モード

を割り当てます。が、切り替え操作をやってみたところ「MODL1」から「MODL2」に切り替えようとしたら「MODL6」に間違って切り替えてしまう操作ミスが頻発したので、保険のために「MODL6」(MODL1から上下レバーを下に操作して登場するモデル名)にも「MODL2と同じ設定を入れます。

ということで「MODL6←MODL1→MODL2」(MODL2=MODL6)という設定になります。

モデル名は今1なのか2なのか6なのかが分かるように付けておくと便利です。

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■3:プログラムミキシング(PMIX1)の設定(MODL1/2/6共通)

PMIX1でCH3(リヤアンプ、左レバーの縦)とCH2(フロントアンプ、右レバーの縦)をミキシングします。

左レバーを縦に動かすと、ミキシングしてないときはリヤアンプしか駆動しませんが、ミキシングすると左レバーを操作するだけでリヤアンプに合わせてCH2のフロントアンプも連動するようになります。

PMIX1をONに

PMIX1をONに

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1. PMIX1を「ON」にします。

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マスターをCH3に

マスターをCH3に

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2. マスター(MAS)チャンネルをCH3(左レバーの縦の動き)にします。

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スレーブをCH2に

スレーブをCH2に

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3. スレーブ(SLV)チャンネルをCH2(フロントアンプ)にします。

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ミキシングONをCH5「↓」に設定

ミキシングONをCH5「↓」に設定

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4. ミキシングONを「CH5のスイッチを下にした時」に設定します。

CH5のスイッチを上にするとミキシングが切れて、左レバーを操作してもリヤタイヤだけが駆動=バーンとなります。

が、ミキシングONのままでも「右レバーを少しだけバックさせる」でもバーンに近い状態にできるので、ほぼミキシングONのままで走ることができます。

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ミキシング量を100%に

ミキシング量を100%に

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5. ミキシング量を「100%」に設定します。

以上でPMIX1の設定は完了です。

6EXはモデルコピーという機能がないので、MODL1/MODL2/MODL6すべてにこのミキシング設定をしてください。(もちろんリバース設定やトリム調整もすべてのモデルに行ってください。)

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ミキシングの設定ができたら、ミキシングONで4WDの操作ができるようになります。

が、左レバーをゆーーーくりと前進させた時に前後のモーターのどちらかが先に回り始めてしまうことがあります。そんな時はプロポのトリム調整である程度解消できます。

もしリヤが先に動いてフロントが動かないときは、右側レバーの縦のトリムを「+」に少しずつ振ってみてください。振りすぎると勝手に走り始めるか、バックするときにフロントがまた遅れるようになります。そんな時はトリムを少し戻してください。

リヤが動かないときは左レバーの縦トリムを「+」に少しずつ振ってください。調整方法は上記同様ですが、左レバーのトリムはミキシングに影響が出るので、細かく調整してベストな位置を探してみてください。

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■4:MODL1にD/R・EXPOを設定(通常走行モード・パワープレイモード)

MODL1は通常走行モードとします。MODL1の状態でD/R設定を開いてください。

D/R・EXPOはDRスイッチ「↑」と「↓」の2種類を設定することができます。ここでは「通常走行モード←→パワープレイモード」を設定することにしますが、後述する慎重走行モードを設定して「通常走行モード←→慎重走行モード」の切り替えにしてもよいかもしれません。

●通常走行モード(MODL1・DRスイッチ「↓」)の設定

通常(MODL1・DR↓):CH2のD/Rを90%に

通常(MODL1・DR↓):CH2のD/Rを90%に

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通常走行モードはD/Rスイッチ「↓」とします。「CH2」の文字の下に「▼」と表示されるように設定します。

そしてD/Rの値を「CH2=90%」(全開にした時の最大出力を90%に落とす)とします。

出力上限を落とす理由は、レバーのニュートラル(0)から全開(100)まで倒す間の解像度を滑らかにするためです。出力自体を落とすのが目的ではありません。

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通常(MODL1・DR↓):EXPOを-20%に

通常(MODL1・DR↓):CH2のEXPOを-20%に

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通常走行モード「↓」のEXPOは「CH2=-20%」とします。これもレバーの解像度を高めることが目的です。ためしに右レバーを1目盛りだけスロットルを開けてみると、「0%」と「-20%」では出力が違うことが確認できます。実は「ニュートラル付近の敏感度」は変わっていません。

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●パワープレイモード(MODL1・DRスイッチ「↑」)の設定

パワー(MODL1・DR↑):CH2のD/Rを140%に

パワー(MODL1・DR↑):CH2のD/Rを140%に

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次にパワープレイモード(MODL1・DRスイッチ「↑」の設定をご紹介します。実際の設定作業はDRスイッチの「↑」と「↓」を同時に設定したほうが早いんですが、ここでは走行モードごとにご紹介します。

パワープレイモードのD/Rは「CH2=140%」とします。アンプが本来持っているマージン分も出力させる設定になります。マージン分だけ出力アップするだけなので「40%増し」にはなりませんが、実際にちょっとパワーアップします。

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パワー(MODL1・DR↑):CH2のEXPOは0%のまま

パワー(MODL1・DR↑):CH2のEXPOは0%のまま

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パワープレイモードのEXPOは「CH2=0%」です。

デフォルトから変更なしですが、その他のモードは全部マイナス設定なので、これが一番ドッカンパワーな操作になります。

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以上でMODL1の「通常走行モード」と「パワープレイモード」の設定は完了です。コンペ以外ではMODL1のままで「通常走行モード←→パワープレイモード」を切り替えて走るだけでよいでしょう。もしくは「通常走行モード←→慎重走行モード」でもよいかもしれません。お好みでどうぞ。

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■5:MODL2&MODL6にD/R・EXPOを設定(慎重走行モード・超慎重モード)

次に、MODL2に「慎重モード←→超慎重モード」を設定します。モデル切り替えの操作ミスをしたときの保険として、MODL6にもMODL2と同じ設定を入れた方が安全ですが、お好みで。

●慎重走行モード(MODL2・DRスイッチ「↑」)の設定

慎重(MODL2・DR↑):CH2のD/Rを90%に

慎重(MODL2・DR↑):CH2のD/Rを90%に

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ここではMODL2・DRスイッチ「↑」を慎重走行モードとしましたが、モデル切り替えだけで通常走行モード→慎重走行モードに切り替えられるのはDRスイッチ「↓」です。ここでは「上が出力が高い」イメージで設定していますが、実際に走行してみて好みで変更してください。

慎重走行モードのD/Rは通常走行モードと同じ「CH2=90%」です。

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慎重(MODL2・DR↑):CH2のEXPOを-30%に

慎重(MODL2・DR↑):CH2のEXPOを-30%に

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対して、慎重走行モードのEXPOは「CH2=-30%」です。

モーターやアンプによっても特性が変わりますので、「通常→慎重→超慎重」のEXPOの値は調節してみてください。今回は「-20%→-30%→-40%」と10%刻みとしましたが、「-20%→-35%→-50%」と15%刻みなどもアリな場合があると思います。

これで慎重モードの設定は完了です。

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●超慎重走行モード(MODL2・DRスイッチ「↓」)の設定

超慎重(MODL2・DR↓):CH2のD/Rを80%に

超慎重(MODL2・DR↓):CH2のD/Rを80%に

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次に超慎重モード(MODL2・DRスイッチ「↓」)の設定を作ります。

MODL2のDRスイッチ「↓」のときのD/Rは「CH2=80%」としました。全開にしても2割減の最高出力まで落としています。使う頻度は少ないかもしれません。

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超慎重(MODL2・DR↓):CH2のEXPOを-40%に

超慎重(MODL2・DR↓):CH2のEXPOを-40%に

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超慎重モードのEXPOは「CH2=-40%」としました。かなり穏やかに動くようになります。

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以上で設定は完了です。一応番外設定として

全モデル設定でフェイルセーフをOFFに

全モデル設定でフェイルセーフをOFFに

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フェイルセーフの設定を切っておいた方が安全です。

プロポの電源を切ったままマシンにバッテリーをつなぐと、このフェイルセーフの設定がデフォルトだとフロントタイヤが暴走します。

フェイルセーフ(F/S)の設定画面で、上下スイッチを0.5秒操作するとフェイルセーフが切れます。

これはMODL1/MODL2/MODL6のすべてに設定しましょう。

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■この設定での走らせ方

MODL切り替え画面を表示したままで走らせる

MODL切り替え画面を表示したままで走らせる

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ミキシングはほぼ常時ON、4WDのままでOKなはずです。

ディグ(フロント駆動)はミキシングONのままでも右レバーだけ操作すればOKです。

バーン(リヤ駆動)は、軽いバーンなら右手のスロットルを少しだけバックに入れたまま左手のスロットルで走ればOKです。本当にリヤをガンガン回したい時だけミキシングをOFFにしてください。

そして右手=フロントがミキシングONでも独立操作できるメリットを活かして、ステアケースの上にフロントタイヤをかけて登る時やキャンバーの側面を走るときなどで少し前掻き状態にしたいときは、右手のスロットルを少し開けてフロント駆動を足す、ということができます。

EXPOを数種類、MODL別に作成したものの使い方は、通常はMODL1で走りますが、その時にMode+Selectを1秒以上押して、MODLの切り替え画面を表示しっぱなしにしておきます。

そして、「通常走行←→パワープレイ」はDRスイッチの切り替えで行います。

慎重に走る必要があるところではMODL2に切り替えて、DRスイッチで「慎重←→超慎重」を切り替えます。

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スロットルカーブではなくD/R・EXPOのバリエーションで慎重モードを作るのがFF7と6EXの違いです。また、3種類以上の走行モードを作るためにMODLを切り替える必要があるのも6EXならではです。MODL切り替え画面(プロポの設定画面)を開きっぱなしにするとプロポのバッテリーの消耗が早くなるので、コンペでは予備バッテリーがあった方がいいかもしれません。

FF7の場合はスロットルカーブを3種類、3ポジションスイッチで切り替えられますし、EXPOはスロットルカーブとは独立して切り替えられるので3×2=6種類の走行モードを、もっと簡単に切り替えられるのが優位点です。

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6EXのTRセット15,750円(税込)とFF7のTRセット22,050円(税込)の差額は6,300円です。もし予算に余裕があればFF7の方がオススメではあります。

が、もし6EXの今回の設定でMODL切り替えをする必要性も、D/Rスイッチを切り替える必要性も感じなければ、6EXからFF7にアップグレードする必要はないと思います。「通常走行モード←→パワープレイモード」か「通常走行モード←→慎重走行モード」のどちらが好みか、EXPOの値はどのくらいがマシンにあっているか、などを試して、満足できる設定を見つけてみてください♪

2009年 8月 24日 - Posted by | すべて, Pro-po |

4件のコメント »

  1. モード切替を常に出来るようにしておくとは、良いアイデアですね。
    2セルは特にEXPなしでいけましたが、3セル使用時にこのセッティングを真似してみたいと思います。

    コメント by #のひと | 2009年 8月 24日 | 返信する

    • #のひとさん
      MODL切り替えはちょっと苦肉の策っぽいんですが、切り替え画面を出しっぱなしにしておけば案外使えます。

      EXPOは「敏感度」だと思っていたんですが、検証してみたら「動き出しの敏感度」は同じで、同じアクセル開度にした時の出力が違いました。開け始めがマイルドになる印象です。

      3セルのハイパワーや高KV値のモーターを使うときだけでなく、丁寧に操作する必要があるときに結構使えますよ。ためしに極端にEXPOを落とした、-40%みたいな設定を入れてみると違いが分かりやすいです。

      今回はEXPOと同時にD/Rでトップ出力も落としましたが、D/Rは変えないでEXPOだけ落とすとか、D/Rは逆に140%にしてEXPOを-30%にするとかいう組み合わせも面白そうです。

      今回の設定方法でかなりFF7のスロットルカーブの設定に近い動きにできますので、もしMODL切り替えが不要だと思えば、切り替えのバリエーションの少なさがデメリットにならないので6EXの安さが活きますね。

      コメント by モリカワ | 2009年 8月 24日 | 返信する

  2. モリカワさん こんにちは

    6EXの設定お疲れさまでした。
    表現が難しいですが3CH→2CHの常時MIX設定でも2CH(フロントアンプ右レバー)を独自操作できるんですね。MODL切替で出力の幅を持たせるのも気づきませんでした。

    FF7が帰ってきました。やはり送信機の故障で出荷時のエラーだったようです。早速gotochu1号に奢りたいと思います。フロントを右レバーで押し引きするのは脳がついていかなそうなのでやはりリア右レバーの設定でいこうと思います。

    コメント by gotochu | 2009年 8月 25日 | 返信する

    • gotochuさん
      僕のメインプロポがFF7なんで6EXでどこまで突っ込んで設定できるのか、僕自身も興味がありました。実はまだFF7に戻してなくて6EXのまま使ってるんですが、案外イケます。切り替え操作が煩雑だというのを除けば、EXPOでスロットルカーブに近いバリエーションは出せますね。でもやっぱり3ポジションスイッチで切り替えられる方が楽は楽ですが・・・

      gotochuさんの場合はSTCK1のままで左手フロント右手リヤという操作で、今回のようなフロントに対するEXPOバリエーションを入れれば同じ設定ができると思います。

      FF7、やっぱり初期不良だったんですね。これでFF7に移行できますねーFF7はスロットルカーブでフロントの出力特性を変えているので、むしろFF7ではSTCK2にしないといかんですね。

      コメント by モリカワ | 2009年 8月 26日 | 返信する


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