■(2)C-sLug.制作 舵角Up!ドライブシャフト切削作業
シャシーが組み上がっただけではアクスルに組み付けられないのがBully。ノーマルで29度しかステアリングが切れないというウィークポイントを抱えているので、Bullyは舵角アップ加工が必須です。
Bullyの舵角をアップさせるためには
1.ドライブシャフトの根元を削る加工
2.ドライブシャフトのカップを削る加工
3.アクスルチューブを削る加工
4.ナックルを削る加工
の4つが必要です。
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1.のドライブシャフトの根元を削る加工は、C-sLug.注文時にクローリングマニア店長じゅげむさんにお願いしてありました。自分で削ったドライブシャフトもありますが、僕のものは切れ角40度。じゅげむさんのは最大45度オーバーまで行けるように加工も可能(可能、なのですが、買ったままではダメです。詳しくは後述)されています。どんな感じの加工になっているのかを見たくて購入しました。
この写真は、上が今まで使っていた自作の40度XVD、下がクロマニ製39度XVDです。(自作の方がフルに切れてない写真なので比較としてヨクナイですね・・・)
じゅげむさんの旋盤加工はメチャクチャきれいです。きちんとベアリングの耳は残ってますし、そのギリギリまで切削されてます。僕の削り方よりも深く削れてますので、角度も稼ぎやすそうです。
これにちょっと加工をすることで46度まで行けました!
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買ったままのXVDの角度を測ってみます。ご覧の通り、約39度です。僕の加工したものは40度切れていましたが、ドライブシャフトの根元は僕の方が太い。
違いはカップ削りの有無です。買ったままではカップは無加工なので、さらなる角度アップを狙うにはカップの内側を削る必要があります。
ドライブシャフトはここまで削っても実用上の強度にはあまり影響がないと思いますが、カップを削るとかなり強度が落ちます。売り物としては厳しそうなので、カップ削りは自己責任で。
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自作のXVDは40度でした。
ちなみに赤いリングが削れているのは、アクスルチューブの削りが足りなかった証拠です。今回はアクスルチューブも思いっきり削りました。これはまた後日レポートします。
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カップはこんな感じで内側を削ることで行います。
XVDのジョイントピンを挿す穴付近も削ることになるので、強度がかなり落ちます。削り過ぎにはご注意を。
前回削った時はカップ側は角を丸める程度にしていました。カップのフチがドライブシャフトに当たるとドライブシャフトが折れやすくなるので、その保護目的でした。
でも今回はご覧の通り、かなりガッツリ削りました。ここまで削れば46度まで切れるようになります。
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カップを削るには、こんな風に電動ドリルのチャックにカップを加えさせて回転させて、やすりを当てて削るのが簡単で正確です。
ただ、高速回転するので一気に削り過ぎないように注意です。
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カップ削りが終わったドライブシャフトは、ご覧の通り46度まで切れてます。
どの程度持つのか、強度はフィールドテストでガンガン使って試してみます。っていうか早く全部組み立てないと。。。
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次回はアクスルチューブとナックルの切削加工についてお届けします。これまでの40度まで対応できる削り方と違って、46度に対応させるためには相当削る必要がありました。でもBeef Upアクスルチューブは旧Bully2アクスルよりネジ穴部分が肉厚なので、容赦なく削るのは楽でした。3g分も内側を削るとアルミ粉が凄いですね。
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